運動不足で、「ちょっと太ってきたな」とお悩みの方もたくさんいるかと思います。
「近所のスポーツジムにでも通おうかな」と思っている人も少なくないでしょう。
しかし、意外とジムって続かないものです。仕事終わりにジムに寄って帰るにしても、着替えなどの余計な荷物が増えるし、結構な時間を費やしてしまいます。
また、ジムにある機器も慣れてくると単調なので飽きてしまいます。
そのため、数ヶ月でジム通いを止めてしまう人も少なくありません。
VRがフィットネスに活用できる時代に!
こんな悩みをVRが解決してくれるかもしれません。
今回紹介する「イカロス」は、筋トレが楽しくなるVRフィットネス機器です。
荷物が増えたり、時間がかかったりする問題はどうしようもありませんが、楽しい体験ができるならそれも苦にはならないでしょう。
VRフィットネス機器イカロスとは?
イカロスは、ドイツのイカロス社が開発した全身フィットネスマシーンです。
筐体のうえに手と肘、足と膝をつけVRヘッドセットをつけて体験します。
イカロスはVRを使うことで、空を飛ぶような体験をしながら、楽しくフィットネスをすることを可能にしています。
右手で握るバーにはコントローラーが結び付けられており、傾きの値を計測してヘッドセットで見るVR映像と連動させています。
空を飛びながら順番に輪っかをくぐるものもあり、ゲーム感覚で筋トレすることができるのです。
ゲーム感覚で体幹に効く
イカロスに乗っている体勢に、見覚えがある方も多いのではないでしょうか?
実はイカロスに乗る体勢は、体幹トレーニングの基本ポジション「プランク」と同じなのです。
そのうえ、筐体は土台に一点でのみ支えられているので、バランスを取るのも大変です。
バランスをとり水平を維持するためには、腹筋を始めとする全身の筋肉を使って支える必要があります。
また、上下左右に方向転換する場合は、ゆっくりと重心を移動しなければなりません。
これだけでも、筋肉にしっかりと負荷をかけることができるのです。
体験中は全身の筋肉を使っている状態となるため、普通の人なら数分が限度といえるでしょう。
数分で全身が温まり、筋肉がプルプルと震える感覚を感じることができます。
それだけだときつそうですが、プレイ画面には速度や距離、標高、目標物などの情報が表示されるので、気分を高めながらプレイを続けることができます。
空を飛ぶ感覚に夢中になっているうちに、どんどん筋肉を鍛えることができるというわけです。
ゲーム感覚でトレーニングできるので、これなら飽きることなく続けることができそうですよね。
イカロスは2016年の9月に東京・六本木のフィットネスジムが日本ではじめて導入し話題となりました。
その当時は、フィットネスジムの利用者8割がイカロスを目的にしていたとも言われており、VRを利用したフィットネスへの注目度の高さが伺えます。
その後、どんどん導入するジムが増えてきています。福岡でも、姪浜のドリームフィットさんがすでに導入されているので、ぜひ体験してみてくださいね。