旅行や出張などで、高速バスを利用する方も多いかと思います。
飛行機や新幹線などに比べて、安価で移動できるためありがたいですよね。
安価で利用はできますが、高速バスは移動時間が長くなりがちです。
そのため、「できるだけ快適な車内で移動時間を過ごしたい」と誰もが思うことでしょう。
ところが、これまでの高速バスの予約システムでは、車内の様子を確実に把握することが難しい状況でした。
シートの特徴や、座席のレイアウト図などは掲載されていますが、そこから詳細な車内の様子を伺うことはかなり困難だったのです。
そのため、実際にバスに乗り込むと「思っていたより狭い」「隣との距離が近い」など、快適に過ごすことができないことも少なくありません。
このような状況を改善するために、VRが導入されています。予約前に、VRでバスの車内の状況をしっかり確認できれば、きっと満足度も高まることでしょう。
高速バスの車内をVRで360°確認
今回のサービスは、株式会社インフィニットループと株式会社工房が、業務提携を行うことにより提供されます。
インフィニットループが開発したVRパノラマツアー作成サービス「Grooon」を活用することで、バス車内を360°見渡しながら確認することができます。
Grooonは、全天球カメラで撮影した360°パノラマ写真を使って、屋内・屋外を案内するVRパノラマツアーを作成できるサービスです。
作成したVRパノラマツアーは、HTMLタグを貼るだけでWebサイトに表示することができます。
バス業者は、簡単に自社サイトやブログにVRパノラマツアーを掲載できるので、自社のバスのプロモーションに大いに活用できるというわけです。
「発車オーライネット」に導入
今回の業務提携により、工房の高速バス予約システム「発車オーライネット」に「Grooon」のVRパノラマツアーが導入されています。
発車オーライネットは、全国のバス事業者145社430路線、1日約3,000便を取り扱うWeb予約サイトです。
今後は、VRパノラマツアーでバスの車内やシート、トイレ、備品、トランクなどを360°隅々まで確認することができるようになります。
今後は、工房の持つ全国のバス業者との強力なネットワークを利用し、2018年内に100件の「Grooon」導入を目指しています。
深夜バスも前もってVRで確認することで快適に過ごせる
特に深夜バスは、車内が快適でないと移動が辛いものになってしまいますよね。
私も何度か利用したことがあるのですが、思ったより車内が狭く眠れなかった思い出があります。
事前に車内の様子がわかれば、シートを選ぶ参考になりますし準備をすることもできます。
あまり広そうでなくても、ガッカリすることがなくなります。
このシステムが広まれば、安心してバスを予約することができますね。どんどん広まってくれることに期待しましょう!!