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ネイバーが360°カメラがなくてもVRコンテンツを作れる技術を開発

ネイバー VR

韓国最大手のIT企業ネイバーは、簡単にVRコンテンツを製作することができる、新しいサービスの提供を準備しています。

360°カメラを使用しなくても、地図のパノラマデータを活用することで、VRコンテンツを作成することができる技術の開発に成功したのです。

最近では、VRコンテンツへの関心が高まっているため、この技術にも注目が集まっています。

 

ネイバーでもVRを導入

ネイバーは、「パノラマ映像を用いて、新しいコンテンツを作成する方法およびシステム」の特許を出願しました。

これは現在、目的地までのルート検索の補助手段として使用されている「ネイバーマップ」の活用範囲を拡大するもので、静止画、動画として保存できる技術です。

 

 

実写の画像をパノラマ映像で提供しているレビューサービスには、様々な角度から撮影した観光スポット、自然の風景、ランドマークの建物の写真が含まれています。

そのため、VRコンテンツのように360°、様々な画像を閲覧することができますが、今まではルート検索以外の目的では活用されていませんでした。

 

ネイバーではVRのレビューを保存ができる

今までのレビューサービスでは、たとえば利用者が自分の思い出の地域を閲覧したとしても、その画像を保存することができませんでした。

また、特定の季節や変化する自然の姿を保存することも不可能でした。

このような画像を保存するには360°カメラなどを使用する必要がありますが、360°の写真や動画を撮影することは、コストが高く、広く普及していなのが現状です。

 ネイバーマップ VR

ネイバーが新規サービスの導入を推進する理由は、このような不便な状況を解消するためです。

利用者は「ネイバーマップ」に異なるコンテンツを結合して、新しいコンテンツを作成することもできます。

業界関係者は、「映像保存サービスが導入されると、一般の利用者だけでなく、専門業者も合流して、さまざまな360VRコンテンツを作り上げることができるであろう」と語っています。

 

ネイバーマップは今後もサービスを提供

このサービスの導入には、「ネイバーマップ」の使用率を高め、ネイバー訪問者の滞在時間を高めようとする戦略もあると見られます。

201712月、YouTubeのモバイルアプリ訪問者の滞在時間は21178000時間であり、ネイバーの14736000時間を上回っています。

20161月の段階では、ネイバーの滞留時間1417万時間に対し、YouTube1030万時間とネイバーの方が多かったのです。

ネイバー関係者は「現在、関連技術を開発し、特許を出願しておいた状態」「具体的な技術の活用方案、サービスの導入時期などはこれから確定していく」と述べています。

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