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「どじょうすくい」が体験できるVRゲームが登場、地域活性化に貢献しています

どじょうすくいは、島根県安来市の民謡「安来節」に付き物の伝統的な踊りです。コミカルな踊りは、民俗芸能として全国的人気を博しました。

踊りには大きく分けて「男踊り」と「女踊り」があり、どちらもザルを持って踊ります。どじょうすくいで有名な、手ぬぐいを頭に被り割り箸を鼻に差した格好は「男踊り」です。

 

そんなどじょうすくいが、なんとVRゲームになりました。とはいっても、どじょうすくいを踊るゲームではなく、魚のドジョウをすくうゲームです。

 

 

・島根大学の学生と共同開発

 

「VRどじょうすくい」は、島根のソフトウェア開発会社トルクスが、島根大学総合理工学部の学生と共同で開発しました。学生との連携には、ゲーム開発を通じて学生に成長してもらう狙いがあります。

2人の学生が参加し、プログラミング言語を使いゲームを組み立てたり、3DCG作成ソフトでドジョウをデザインしたりしたようです。

 

「VRどじょうすくい」は、グループでゲームを開発するイベント、「XR GameJam in Japan 2017 Autumn」の島根会場で開発されたゲームが元となっています。

その当時のメンバーに許可を得て、一般に公開ができるよう作り直されています。

 

「VRどじょうすくい」の最大の特徴は、ザル型のコントローラーです。本物のザルをコントローラーとして使用することで、どじょうすくいの感覚をリアルに体験することができます。

ゲームでは、跳ねるドジョウを捕まえて得点を競います。ドジョウはもちろん、水しぶきやせせらぎもリアルに再現されており、どじょうすくいを臨場感たっぷりに体験することができるでしょう。

 

https://youtu.be/Edw7bOT2L2s

 

・地域活性化にも期待

 

「VRどじょうすくい」には、山陰の資源を活かしたゲームを提供し、地域の活性化につなげる目的もあります。

 

本来のどじょうすくいは、砂鉄採取の動きを踊りに取り込んだものと考えられており、どじょうは「土壌」と言われています。しかし、ほとんどの人は魚の方だと思っていたためか、安来市でもドジョウ料理を観光資源にしているのです。

 

人が集まるイベント会場では、VRの注目度は抜群です。「VRどじょうすくい」を全国のイベントなどでPRすれば、安来市のドジョウ料理のPRに大きく役立つでしょう。

 

 

直近では、7月8日に島根県奥出雲町で開催される、フリーマーケットに出展する予定になっています。近くにいく予定のある人は、ぜひ遊んでみてください。

今後は、山陰の物産展などで「VRどじょうすくい」を見かけることがあるかもしれませんね。私も近くで見かけたら、チャレンジしてみようと思います。

 

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