VRを活用した現場研修は、世界中で導入が加速しています。
360°見渡せるVR映像を使えば、オフィスにいながら現場にいる感覚をリアルに体験することができるのです。
しかし、VRで研修を実施するには、VRの設備やCGコンテンツの制作に結構なお金がかかります。
そのため、導入できる企業はどうしても限られていたのです。
「Guru Job VR」は、そんな問題を解決してくれるサービスです。
安価で高機能なVR研修を、ワンストップで提供してくれます。
その第一弾として発表されたのが、工場向けスマート研修ソリューション「Ko-jo VR」です。では、「Ko-jo VR」の特徴を紹介していきましょう。
「Ko-jo VR」4つの特徴
「Ko-jo VR」は、現場ごとに異なる危険予知プログラムをVR実習として体験することができます。
VR体験中にとった行動により、危険行動に対する理解度や習熟度を採点することができます。
体験者は、危険を予知できないとリアルな事故シーンを体験することになります。
これにより、危険予知への意識を格段に高めることができるのです。
「Ko-jo VR」は、従来の研修VRにはない4つの特徴を持ち合わせています。
では、その特徴をみていきましょう。
特徴1:実写ベースで再現
従来の研修VRはCGで作成されているため、高価で作成に時間がかかりました。
「Ko-jo VR」では、高精度8K360°撮影と3Dスキャンカメラを組み合わせて製作するため、比較的安価に作成が可能です。
また、実写ベースで現場を忠実に再現しています。
研修に必要な機材は、安価で設営が簡単なスマートフォン用VRヘッドセットと簡易コントローラーだけです。
そのため、どこにいても簡単に現場の業務を体験することができます。
特徴2:6DoFに対応
VR空間内を動き回ることができる6DoFに対応しています。
VR空間に再現された工場内を、体験者の歩行に連動して移動することができます。
特徴3:GuruVR Smart Sync(グルブイアール・スマートシンク)
「GuruVR Smart Sync」は、VR体験を複数のデバイス間で同期する独自のテクノロジーです。
これにより、複数の受講者のVR体験を一括で操作、モニタリングすることができます。
また、体験者の視点をモニターに投影するプロジェクション機能もついています。この機能を活用すれば、体験待ちの受講者の時間を無駄にせず、効果的な研修を実施することができるでしょう。
特徴4:AIが業務の課題を検出
VR空間での行動を検出するAIエンジン「VRCHEL」により、体験者の行動パターンや理解度を可視化することができます。
また、業務上の課題を検出することも可能です。
「Ko-jo VR」は、株式会社ジョリーグッドが常石造船株式会社の協力のもと制作しています。
そして、東京ビッグサイトで開催される国際海事展「SEA JAPAN 2018」にて、体験展示を行う予定となっています。
危険予知でVRを活用する企業が増加中
工場内で安全に作業するために、危険予知に対する研修は不可欠です。
VRを活用することで、講師を招いたり研修センターに行ったりする手間を省くことができます。
また、実写を活用したVRによる現場体験は、リアリティあふれる体験を提供できます。
普通の研修ではリアリティが伴わないため、意識を向上させることが難しいですが、VRなら確実に危険への意識を高めることができるでしょう。
工場で働く人が安全に働くことができるよう、どんどん普及してもらいたいですね。