クレーンは、建設現場などでは欠かすことのできない重機です。人間ではとても運ぶことのできない重い資材を、吊り上げたり移動させたりするのに使います。
特に重いものを扱うクレーンはとても大きく、みるだけで圧倒されてしまいます。ビルの建設現場などで目にすることも多いでしょう。
そんなクレーンですが、背が高くなんとなく不安定な感じがしてしまいますよね。倒れてしまわないか、心配になってしまいます。
もちろん安全には十分配慮して作業していただいていますが、それでも建設現場では事故が付き物です。クレーンが転倒するような大きな事故も、実際に起こっています。
このような事故を防止するため、世界大手の建設用クレーンメーカーのタダノでは、安全教育にも力を入れています。そして、更なる教育の強化のため「安全教育ツール360°VR」を導入しました。
・クレーンの横転を実際に体験
「安全教育ツール360°VR」では、実際に起こりやすい重大な事故をVRで疑似体験することができます。不注意によりタイヤに挟まれてしまう様子や、定格総過重をオーバーして転回したことによるクレーンの横転をリアルに体験することができるのです。
事故をリアルに体験することにより、作業者の安全への意識が高まります。これにより、作業中の事故を未然に防ぐことができるというわけです。
「安全教育ツール360°VR」は、株式会社アルファコードにより8Kの実写映像で作成されています。
高精細な映像は、より臨場感を増幅し、危険への意識向上にも役に立つでしょう。8Kの高精細映像が、安全教育に使われるのは業界初となります。
・事故の原因も正しく理解
「安全教育ツール360°VR」では、事故発生までにストーリー性を持たせ、事故の原因まで体感できるよう作られています。
安全への意識が高まっても、事故の原因が不透明だと防ぐことができません。事故発生までのストーリーは、事故の原因を正しく理解することに役立つでしょう。
また、8Kの高精細な映像は、体験をよりリアルにしてくれます。そのため、実際に事故の現場にいるような感覚を得ることができるのです。
従来のテキストやビデオによる学習では、状況を想像する必要があり、人によっては記憶に残りにくいという欠点がありました。VRを使えば、現場に入って状況を体験できるため、記憶に残りやすいというメリットもあります。
「安全教育ツール360°VR」は、5月9日~11日に東京ビックサイトで開催される「第27回ソフトウェア&アプリ開発展(Japan IT Week 春)」において、アルファコードのブースで体験できます。安全教育にVRを導入しようとお考えなら、一度体験してみてはいかがでしょうか?
VRで人の安全が守れるなら、どんどん広まって欲しいものです。事故防止のため、VRも有効に活用してみてください。
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