夏の代表的なお出かけスポットといえば、プールを思い浮かべる人も多いかと思います。そして、プール最大の楽しみといえばウォータースライダーですよね。
子供用の小さなものから全長100メートルを超える大規模なものまで、様々な種類で人々を楽しませてくれています。
そんなウォータースライダーが、より楽しくなるアクティビティが、ドイツにあるヨーロッパ最大級の屋内外ウォーターパーク施設Galaxy Erdingに登場しました。今回紹介する「VR Slide」では、その名の通りVRを利用したウォータースライダーを楽しむことができます。
・「VR Slide」で楽しめるコンテンツは?
「VR Slide」は、ウォータースライダーに乗りながらVR体験ができます。体験者は、特別に設計された防水のヘッドセットを装着し、実際のウォータースライダーを滑ります。
体験できるコンテンツはいくつか用意されています。
「Galaxy」は宇宙がテーマになっており、地球を飛び出して異空間を旅することができます。また、「Sky World」では、空に浮かぶ島の周りを飛ぶ蝶を追って楽しむことができます。
実際にウォータースライダーを滑る体感とVR映像がマッチして、臨場感抜群の体験をすることができるでしょう。
・「VR Slide」で使われている新技術を公開
VR映像と実際の体感にズレが生じると、VR酔いを引き起こしてしまします。これを防ぐため、「VR Slide」では、体験者がウォータースライダーを流れるスピードにVRコンテンツが対応するよう開発されています。
体験者の体重などの違いにより、ウォータースライドをすべる速度はそれぞれ異なります。そのスピードに一致するよう、VR映像が進むようになっているのです。
これを実現するために、精度の高いトラッキングシステムが開発されています。
ウォータースライダー上には、超音波ビーコンが取り付けられています。このビーコンを通過した際に、VRヘッドセットへ信号が送られます。
また、体験ごとの全速度データを分析する学習システムも取り入れられています。この2つのシステムにより、
体験者がどこを流れているか正確に追跡することができ、VR内の映像をマッチさせることができるのです。
現時点では「VR Slide」は日本に上陸していません。そのため、すぐに体験しようと思ったらドイツにまで足を運ばなくてはなりません。
しかし、日本でも同じような体験ができるVRコンテンツは開発が進んでいます。また、夏に合わせて日本に導入されるかもしれませんね。
すでに水中で体験できるVRヘッドセットは誕生しています。
きっと今年の夏には、日本でも体験できるプールがいくつか出てくることと思いますよ。夏にピッタリのVRコンテンツが体験できる日が待ち遠しいですね。
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