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実際の事故を疑似体験!?VRを使った安全教育4選

最近では、企業が社員の研修・教育にVRを導入する「VR研修」が注目を集めています。

中でも安全教育は、危険な事故の状況を疑似体験することができることから、安全への意識が高まり、高い効果を得ることが期待できます。

そのため、安全教育にVRを取り入れる企業はどんどん増えています。そこでここでは、実際に安全教育にVRを取り入れている事例を4つ紹介していきましょう。

 

JR東日本のVRを使った安全教育システム

 

 

JR東日本は、研修にVRを積極的に取りいれています。

JR東日本で導入されている安全教育システムは、VRゴーグルを用いて危険行動を取っている作業員を指摘・回答していく体験型教育となっています。

 

特に線路関係の工事には危険な作業がたくさんありますが、なかなか危険な作業を目の当たりにすることができず、危機意識を持つことができません。

そこでVRを活用することで、作業中に発生し得る接触や転落などを疑似体験し、危機意識を高めることができるというわけです。

JR東日本では、この安全教育システムを導入することにより、労働災害ゼロを目指すとしています。

 

東電ホールディングスのVR体験型総合訓練棟

 

 

東電ホールディングスは、労働災害を学ぶ研修施設「体験型総合訓練棟」を柏崎刈羽原発の敷地内に整備しています。

施設は2階建てで、1階は体験訓練室、2階はトラブル展示室となっています。

この施設は、安全・安心に向けた取り組みの一環として整備され、4月から本格的な運用が始まります。

 

1階の体験訓練室では、VRを活用し高所からの転落を疑似体験することができます。

また、命綱付きのベルト「安全帯」を装着してぶら下がる設備や、手などが機械に巻き込まれる状況を確認できる設備も導入しています。

2階の展示室では、福島事故や中越沖地震で発生した柏崎刈羽原発の火災事故の概要を伝え、原因や対策、教訓をパネルや動画で説明しています。

 

柏崎刈羽原発で働く職員全員が、この施設で年1回の研修に参加することとなっています。さらには原発関連工事を請け負う協力企業にも活用を促していく予定です。

 

東急建設のVR研修

 

 

東急建設では、「VRゲームテクノロジーを活用した体験型安全衛生教育システム」を開発しています。

このシステムは、感情や心理など人の行動に影響を及ぼすストーリーが活用されており、体験者が不安全行動を取りやすい状況が作り出されています。

 

VRで様々な事故の発生を疑似体験することで、災害の原因や防止方法を学ぶことができます。

このシステムを導入することで、建設現場の災害事故防止を目的としています。

 

積木製作所が販売するVR安全教育ソリューション

 

 

安全教育に取り入れている事例とは少し違いますが、VRコンテンツを制作している積木製作では、安全教育ソリューション「安全体感VRトレーニング」を販売しています。

このコンテンツの第一弾では、「建設現場における仮設足場からの墜落」を体験することができ、高所作業での危険性や安全帯の重要性を確認することができます。

 

他にも、挟まれや火傷など、現実では体験することが難しい労働災害がラインナップされており、VR体験を通じて安全意識を向上させることを目的としています。

今後はコンテンツの追加や、もっと簡単にVR教育が実施できるスマホアプリの開発が予定されているとのことです。

 

安全教育にVRを取り入れる企業は今後増える 

このように、様々な企業が安全教育にVRを取り入れ始めています。

VRを活用すれば、実際に体験することのできない危険な行動を疑似体験することができます。

その体験により安全意識が高まり、現場で事故につながるような行動を取らなくなりのです。

あなたの会社で危険な作業があるのなら、VRを活用した安全教育を取り入れてみませんか?

事故が起きてからでは取り返しがつかないのです。

 

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