VRを活用し、地域の魅力を伝えようと取り組む自治体が増えています。VRを活用すれば、臨場感あふれる映像で観光スポットなどの魅力を伝えることができるため、観光客の誘致にはもってこいなのです。
特に、VR動画をインターネット上で公開しておけば、海外からの観光客誘致にも効果を発揮します。最近ではインバウンド需要にも注目が集まっているので、地域経済を活性化するには有効な手段といえるのです。
兼六園で有名な石川県金沢市も、VRを地域活性化に利用している市の一つです。
金沢市では、金沢市公式YouTubeチャンネル「City of Kanazawa」で「KANAZAWA360°」と題した360°動画を公開し、観光客の誘致活動を行っています。
現在2つの動画が公開されており、どちらも金沢へ訪れたくなる内容となっています。では、それぞれの動画を詳しく紹介していきましょう。
・金沢の寿司屋
金沢といえばお寿司が有名です。回転寿司から高級店まで、数多くのお寿司屋さんが軒を連ねています。金沢に旅行に行ったなら、ぜひ味わいたいご当地グルメです。
「金沢の寿司屋」では、市の国際交流員が金沢市内でおすしを食べる様子を360°撮影しています。
動画は、職人さんの視点とお客の視点両方から撮影されており、寿司屋の雰囲気をリアルに体験することができます。
また、すしを食べる際の作法についても職人さんが説明してくれています。
・金沢市中央卸売市場
金沢市中央卸売市場は、金沢市民の台所とも言うべき市場です。業者さんが競りを行う市場であり、入場するには許可証が必要です。
「金沢市中央卸売市場」の動画では、そんな市場での競りの様子を360°動画にしています。競りにかけられている魚の目線で、競りの様子をリアルに体験することができるでしょう。
また、業者さんの視点の映像も用意されています。競りへの参加を疑似体験することで、普段は立ち入ることのできない市場の活気を味わうことができるでしょう。
金沢市中央卸売市場では、見学も行っているようです。VRを体験し、実際に見学したくなった方は、中央卸売市場事務局まで問い合わせてみましょう。
さらに今後は、金沢おでんやスポーツを題材にしたVR動画も制作される予定となっています。VR動画の種類が増えれば、金沢で楽しめることをより深く体験でき、旅行への意欲を高めることが期待できます。
このように、地方の活性化にもVRは大活躍しています。今後は、さらにVRを活用する自治体も増えてくるでしょう。もし、観光客の誘致で困っているならVRの活用も検討してみてくださいね。
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