販売促進やブランドイメージの向上の施策として、VRを活用する企業がどんどん増えています。
いまやほとんどの人がスマートフォンを持っているため、後は専用のVRゴーグルがあれば気軽に体験できるというわけです。
しかし、肝心のスマートフォン用VRゴーグルは、普及しているとはいえない状況です。
そのため、大々的にプロモーションを行おうと思ったら、簡易型のVRゴーグルを配布する必要もあるでしょう。
この場合、まず配布方法がネックとなります。
従来の簡易型VRゴーグルはかさばるので、大量に配布する場合搬入するのも大変です。
また、郵送などで送ることは難しいでしょう。
さらに、コストの面でも問題が大きいといえます。最も安いVRゴーグルでも500円以上はするため、大々的にキャンペーンを行える企業は限られてしまうのです。
株式会社WHITEと大日本印刷株式会社は、共同でこの問題を解決できる製品の開発に取り組みました。
そして生まれたのが「Milbox POST」です。
では、その特徴を見ていきましょう。
「Milbox POST」のここが凄い!!
「Milbox POST」最大の特徴は、折りたたんでダイレクトメールとして送れるという点です。
折り畳んだ時のサイズは130mm×182mmで、郵便はがきと大差がありません。
また厚みも1mmのため、定形外郵便物として郵便ポストにそのまま投函することができます。
企業は、DMとしてこのVRゴーグルを送り、受取った消費者は家庭でVRコンテンツを楽しむことができるというわけです。
また、食料品や日用品とセットで提供する「ベタ付け景品」としてや、雑誌やDVDの付録としても活用することができるでしょう。
まだVRゴーグルが浸透していない今なら、喜んでくれる人も多いかと思います。
さらに「Milbox POST」は、圧倒的な低価格も実現しています。
3万個製造の場合は1つ185円、5万個製造の場合1つ170円、10万個製造の場合1つ160円です。
この金額なら、プロモーションに活用する企業も増えるかと思います。
使用方法は簡単で、折り目に従えば3ステップで組み立てることができます。
組み立てが終わると、VRコンテンツを再生したスマートフォンを差し込めば視聴することができます。
2社のVRへの取り組みは?
WHITEと大日本印刷は、「Milbox POST」以外でも積極的にVR分野に取り組んでいます。
WHITEは、「Milbox POST」を開発・製造するだけでなく、VRコンテンツの企画や制作も行います。
また、VRで企業のマーケティングを支援するサービス「Milbox VR マーケティング」も開始しています。
大日本印刷は、VR映像の制作やAR技術を活用した「DNP VR・AR活用ソリューション」サービスを提供しています。
1つ100円台のゴーグルが誕生することにより、企業はマーケティングにVRを活用しやすくなると思います。
また、企業が販促物としてVRゴーグルをどんどん配れば、一般家庭にもVRゴーグルが普及していくでしょう。
「Milbox POST」の登場は、日本のVRの発展に好影響をもたらすに違いありません。
どんどん活用する企業が増えて欲しいですね。