VRの分野にもギネス記録があることをご存知でしょうか?
今回紹介する挑戦は、VRゲームをぶっ続けでプレイするというものです。
なんと、25時間も連続でプレイすることに成功しています。
しかしその代償として、体調には様々な不調が現れたようです。その様子は、開始から終了まで動画にも収められています。
ただでさえVRに慣れていない人は、1時間プレイするだけでVR酔いして気分が悪くなる人もいます。
そのため、今回のチャレンジは無謀とも言えるかもしれません。
今回は、真似する人が出ないように、挑戦の様子を時系列で紹介すると同時に、VRゲームをプレイし続けると、身体にどのような変化が生じるか見て行きたいと思います。
体調の変化にもめげずに挑戦し続ける
ギネス世界記録に挑戦したのは、アメリカ人の映画脚本家であるデレク・ウェスターマン氏です。
「HTC Vive」というVRヘッドセットを使って、「Tilt Brush」という仮想現実世界にお絵かきするゲームをプレイします。
異変は意外と早く訪れました。プレイ開始から1時間程度たつと、「時間の流れが遅く感じる」と訴え始めます。
これは、絵を描くだけのゲームのため、飽きてきたからだと思われます。
その後しばらくは変化がありませんでしたが、9時間経過したあたりから明らかに体調が悪くなっていきます。
疲労が蓄積し、どんどんと体調が悪くなっていきます。
そして、17時間経過した時点で、ついに嘔吐してしまいました。
それでも挑戦は続きます。体調だけでなく、精神的にも不調は進行しているようで、21時間経過時点では錯乱状態に陥ってしまいます。
動画では「俺はどこだ。俺はどこにいるかわからない」と訴えている様子がわかります。
この時点で、チャレンジ失敗かと思われましたが、肩のマッサージにより症状が回復したようで、無事25時間連続VRゲームチャレンジを達成することに成功します。
チャレンジ後、ヘッドセットを外したウェスターマン氏は、「とてもうれしいけど、この挑戦は異常だった」と話しています。
しかし、チャレンジ後も後遺症が少し残ることになります。「翌日もまだ脳が混乱しているような感覚だった。自分の部屋が仮想現実のように感じた」とチャレンジ後に語っています。
このように、長時間のVRゲームプレイは身体に不調をきたしてしまうようです。
あなたもVRゲームをプレイするときは、長時間のプレイは避けたほうがいいかもしれませんね。
ギネス記録を大幅に更新
実はこのギネス記録は、2017年4月に大幅に更新されています。
オーストラリアのYouTuberであるジャック・マクニー氏は、36時間2分16秒という記録で正式にギネス世界記録に認定されました。
こちらの様子も、ダイジェスト版の動画で視聴することができます。
また、今回紹介した記録は、VRゲーム連続プレイ時間に関するものでしたが、他にも「VRを連続で体験した最長時間」というギネス記録も存在します。
こちらの現在の世界記録は、なんと50時間です。
VRはやりすぎに注意!
こちらの挑戦は、ギネスのルールに従い1時間に5分の休憩が許されており、そのうちにトイレや食事、シャワーなどが行えます。
この休憩のおかげか、それほど体調には影響はなかったようですが、長時間のVR体験により孤独を感じていたようです。
いずれにしても、なにごともやりすぎは身体に毒ということですね。
VRゲームはとても面白いものですが、身体にも気を使いほどほどのプレイ時間を心がけるようにしましょう。