交通事故は、いつ誰の身におきるかわかりません。しかし、普段から安全を心がけることで、未然に防ぐことのできる事故も多いのです。
JAFでは、交通安全を啓発するために、様々な事故のシチュエーションを360°のVRコンテンツにして発信しています。
現在4つのシチュエーションが公開されており、それぞれの状況をリアルに体験することができます。では、それぞれのシチュエーションを詳しく見ていきましょう。
・自転車編
自転車走行編では、4つのシーンが紹介されています。
一つ目のシーンは、車道を走るシーンです。左折する車を避けようと、車道にはみ出したところ後続の車と衝突しそうになります。
二つ目のシーンは、カーブミラーのあるT字路です。右方向に進むためにショートカットをしたところ、歩行者と衝突しそうになります。
三つ目のシーンは、見通しの悪い十字路です。一時停止を無視して直進しようとして、歩行者と衝突しそうになります。
四つ目のシーンでは、連続して危険なシーンが訪れます。少しの距離でも、危険がたくさん潜んでいることに気づかされるでしょう。
・車両衝突編
車両衝突編では、シートベルトの必要性を解説する動画と、日常生活で起こり得る事故を疑似体験できるドラマが用意されています。
解説版では、実際の車両とダミー人形を利用し時速55キロで正面衝突するとどうなるか、解説付きで体験できます。後部座席の人形にはシートベルトを着用しておらず、人形が吹き飛ぶ様子を間近で体験できます。
疑似体験ドラマでは、日常のワンシーンで突如事故に巻き込まれる様子を疑似体験できます。後部座席のシートベルトの大切さを、実感することができるでしょう。
・車の水没編
車の水没編では、水没した車両からの脱出方法を解説する動画と、水没した車両からの脱出を疑似体験できる動画が用意されています。
解説版では、車が冠水している道路に侵入してから水没するまでを解説に沿って体験することができます。また、水没してしまった状態からの脱出方法も解説されています。
疑似体験版では、助手席に乗る同乗者の視点で水没から脱出までを体験することができます。
・高速道路編
高速道路編では、トラブルで高速道路の路肩に停車し救援を待つ体験をすることができます。シチュエーションに応じて、3つのシーンが用意されています。
一つ目のシーンでは、避難場所の違いを体験できます。体験者のすぐそばを高速で通り抜ける車により、車道に出る危険性を体感することができるでしょう。
二つ目のシーンでは、時間帯による違いを体験できます。夜間は視界が悪いため、避難場所には十分注意が必要ですね。
三つ目のシーンは、走行する車からの視点です。路肩にいる人の発見が、かなり困難なことがわかります。
これらの動画は、JAFのホームページや公式アカウントにて視聴することができます。VRゴーグルを使うことで、より臨場感あふれる体験をすることも可能ですが、ブラウザでも視聴できるのでぜひ一度見てみてください。
きっと、事故への意識が向上することと思います。
VRを使うことで、これまでの映像では確認することのできなかった危険箇所まで体験できるようになりました。少しでも事故が減らせるよう、VRのような先端技術をどんどん活用して欲しいと思います。
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