VR技術の発展は目覚しく、どんどん新しい技術が投入されています。
また、すでに完成しているものも、さらなる能力の向上のため、改善が繰り返されています。
そこでこのページでは、最近発表された最新のVRヘッドセットについてみていこうと思います。
今回紹介するのは、HTC の「Vive Pro」です。「Vive Pro」は、現行製品「Vive」の上位機種という位置づけになります。
「Vive Pro」に進化することにより、VR体験にどのような変化があるのでしょうか。ここからは、進化したポイントを具体的に見ていこうと思います。
解像度が劇的に向上!!
現行の「Vive」に対して、もう少し解像度が欲しいと要望があったため、「Vive Pro」ではさらなる高解像度化が行われています。
高解像度化により、網目感が劇的に改善されました。
また、網目がほぼなくなったことで、発色が良く感じられるようにもなりました。
この進化のおかげで、より鮮やかなVR体験をすることができるようになるでしょう。
音がより臨場感あふれるものに
もう一つの大きな変更として、「音」がより向上します。従来の「Vive」は、イヤホンジャックにイヤホンやヘッドホンを接続するタイプのものでした。
これに対し、「Vive Pro」では、標準でハイレゾ対応のヘッドホンを装備しています。
この標準ヘッドホンは、3~4万円程度のヘッドホンと同等の性能を持つとのことです。
標準ではノイズキャンセル機能はありませんが、内臓アンプが搭載されているため大音量にも対応しています。
この機能により、他のコンテンツの音もするアミューズメント施設においても、体験するコンテンツの音だけを明確に楽しめるようになります。
また、マイクも二つに増設されており、ノイズキャンセル機能に対応させることができます。
これにより、体験者の声がより拾いやすくなり、快適にボイスチャットを行えるようになります。
さらに着け心地も向上
さらに「Vive Pro」では、快適な着け心地を実現するために、全体の重量バランスなどが調整されています。
全体的にクッションが厚くなったため、従来の「Vive」よりトータル重量は若干重くなりましたが、そのことを全く感じさせません。
ディスプレイを備えたヘッドセット部は、軽量化に成功しています。
また、メガネがより入れやすくなったため、メガネ着用のままでも快適にプレイできるようになりました。
新型のベースステーションにも対応
従来の「Vive」は、ベースステーションと呼ばれるデバイスを対角線上に2つ置き、その間を歩くことでVR空間を移動できる「ルームスケール」に対応しています。
「VIVE Pro」では、将来的に新型のベースステーション2.0に対応し、最大で10m×10mの広範囲でのプレイをすることが可能となっています。
また、従来のベースステーションで遊ぶこともできます。
「VIVE Pro」は、VRアクティビティ施設「VR ZONE SHINJUKU」の新アクティビティに採用されることが決定しています。
これを受けて、2018年3月1日には、メディア向けの先行体験会も開催されています。
また、3月9日からは、「VR ZONE SHINJUKU」で試験運用が開催されます。
いち早く最新のVR体験がしたいという方は、足を運んでみるのもいいかもしれませんね。
「VIVE Pro」の発売日や価格は未定となっています。
さらに進化したVRが自宅で体験できる「VIVE Pro」の発売が待ち遠しいですね。
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