日本でも広まりつつあるVRですが、世界にはまだほとんどVRが浸透していない国もたくさん存在します。
インドのお隣にあるパキスタンも、VRが浸透していない国の一つです。
VRは世界各地で盛り上がっています
パキスタンの学生は、多彩な才能と高いモチベーションを持ち合わせています。
しかし、パキスタンにあるほとんどの大学ではVRの研究室や設備が整っておらず、VRに対する認知度が低い状況です。
もっとVRに対する認知が向上し技術が発展すれば、インド・パキスタンのVR市場は一気に発展することでしょう。
そこで、株式会社Psychic VR Labは、パキスタンにある15大学、延べ2165名に対しVRワークショップを開催しました。
このワークショップは、VRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を活用して開催され、VRの認知度向上を図り、クリエイターを育成することを目的としています。
パキスタンってどんな国?
パキスタンの人口は2016年時点で約1億9000万人、世界で第6位となっています。
国土は日本の約2倍、人口の約97%がイスラム教徒となっています。
人口の60%が若者(30歳未満)で、最近ではIT業界が急成長を続けています。
しかし、VRはまだまだ始まりの段階なので、今後さらなる技術支援が必要です。
VRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」は、そのベース作りを手伝っています。
パキスタンのVR産業や学生コミュニティを設立するために、今後も大学と連携してVRラボやワークショップ行う予定となっています。
VRワークショップに使われた「STYLY」とは?
STYLYは、VR空間を活用することで、様々な表現や体験を生み出すことができるクリエイティブプラットフォームです。
VRコンテンツの制作や配信を、コーディングなしでWEBブラウザのみで実施することができます。
2018年1月には、VR/AR向けの3Dデータ素材を共有できるグーグルの共有サイト「Poly」にも対応し、数1,000種類以上の素材をVR制作に使えるようになりました。
これにより、さらにVRコンテンツ制作の幅が広がることでしょう。
STYLYを活用すれば、クリエイターのイマジネーションを100%表現したショップ空間やギャラリーなど、多彩な空間を手軽に構築することができます。
また、インタネットを通じて、その空間がもたらすVR体験を世界中に発信することができます。
株式会社Psychic VR Labは、「STYLY」を活用することで、全てのクリエイターがVR空間を作ることができる世界を目指しています。
WEBブラウザ上で簡単にVR空間をつくることができれば、特別な機材も必要ないので、VRが浸透していない国のクリエイターも手軽にVR空間を作成することができるでしょう。
今後、さらに多くの国でVRが浸透していけば、VR業界はさらに盛り上がっていきますね。
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