無料で動画を配信しているインターネットテレビ局AbemaTVが、VR専用アプリ「AbemaTV VR」の配信を開始しました。
「AbemaTV VR」は、Googleが提供するスマートフォンVRプラットフォーム「Daydream」に対応しています。
これにより、約30チャンネル、24時間放送のAbemaTVを、VR空間で楽しむことができるようになります。
Daydream Viewとは?
Daydreamは、Googleが提供する高品質スマートフォンVRプラットフォームです。
特定のVRヘッドセットやVRコンテンツの名称ではありません。
そして、Daydreamに対応したスマートフォンをセットして、VR体験ができるヘッドセットが「Daydream View」です。
Daydreamに対応したスマートフォンと「Daydream View」さえあれば、簡単にVRゲームや360°動画を楽しむことができます。
「Daydream View」には、ハイエンドVRヘッドセットと同レベルのレンズが搭載されています。
そのため、スマートフォンを利用したVRの中では、最高レベルの体験ができるでしょう。
また、操作用のリモコン型コントローラーも付属しています。そのため、体験者の手の回転を反映したVR体験が可能となっています。
「Daydream View」で、AbemaTVコンテンツを楽しむ手順は簡単です。
まず、「AbemaTV VR」のアプリをインストールします。
次に、アプリを起動しスマートフォンを「Daydream View」にセットします。
最後に、画面に従ってコントローラーとペアリングするだけです。
「AbemaTV VR」ってどんなもの?
「AbemaTV VR」は、360°のVR映像を楽しめるものではありません。
VR空間に入ることで、プロジェクターで投影しているかのような大画面でAbemaTVを楽しむことができるというものです。
また、自分を取り囲むように並んだチャンネルから好きなものを選ぶなど、VRならではの体験もすることができます。
「AbemaTV VR」では、チャンネル切り替え、コメント機能などの基本機能は当然備わっています。
それに加え、シアターモード、画面拡縮機能、フリーポジショニング視聴など、「Daydream」独自の機能も充実しています。
特に画面拡縮機能は、映像の向きやサイズをコントローラーで自分の好みに変更できる、面白い機能となっています。
動画はストリーミング配信のため、通信環境が重要になります。
「AbemaTV VR」はモバイル通信とWi-Fiに対応しており、通信環境に合わせて画質を設定することが可能です。
また、VRアプリはどうしても処理負荷がかかって重くなりがちです。
しかし、「AbemaTV VR」は、スマートフォンのVR向けにパフォーマンスを合わせているため、限られた処理能力でも十分な画質を確保しています。
これらの機能により、どこにいても劇場にいるような感覚でAbemaTVを楽しむことができます。
「Daydream View」は12,000円程度で購入できるので、試してみても損はしないと思いますよ。
AbemaTV VRは今後も拡張予定
今後は、「Abemaビデオ」やプレミアムプランへの対応など、機能を拡充していくことを予定しています。
また、Daydream以外のプラットフォームへも、市場の反応を見て対応を検討するとのことです。
劇場のような大画面でテレビが見られるなんて、お金持ちになった気分が味わえますね。360°動画でなくても、VRには様々な活用方法があるようです。
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