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日本にいながらスミソニアン博物館を見学、収蔵品のVR化が進んでいます

スミソニアン博物館は、アメリカを代表する博物館群です。科学、産業、技術、芸術、自然史といった19の博物館と研究センターで構成されています。

観光地としても有名で、年間に3000万人以上の見物客が訪れています。全体の収集物は1億4200万点にもおよび、とても1日で全てを鑑賞することはできない規模となっています。

 

スミソニアン博物館には貴重な所蔵品も多く、一生に一度は訪れてみたいものです。しかし、なかなか気軽にアメリカまで行くことはできないので、見学を諦めている方も多いかと思います。

 

そんなあなたに朗報です。スミソニアン・アメリカン・アート美術館は、インテルと共同して、コレクションのデジタル化を推進すると発表しました。

これが実現すれば、アメリカにいくことなくスミソニアン博物館の展示物を見学できるようになります。収蔵品は3Dモデルで再現されるので、VRを使えばあたかもスミソニアン博物館で見学しているような体験ができるようになるでしょう。

 

 

・第一弾は「バーニングマン」

 

このプロジェクトの第一弾として公開されたのが、「バーニングマン」の会場を歩き回れるコンテンツです。

このコンテンツは、スミソニアン・アメリカン・アート美術館に展示されている「No Spectators: The Art of Burning Man」をVRコンテンツ化したものです。

 

体験者は、VRヘッドセットを装着することで、好きな作品を間近で見学することができます。

また、実際の「バーニングマン」の会場を訪れ、彫刻やアート、コスチューム、装飾品などを見て回る体験もできるようです。

 

https://youtu.be/2NHKngmjN9w

 

・「バーニングマン」とは?

 

「バーニングマン」は、ネバダ州にあるブラック・ロック砂漠で毎年開かれている祭典です。8月の最終月曜日から9月の第一月曜日まで開催され、期間中には様々なアートが制作されます。

参加者は、何もない砂漠に街を作り上げ、隣人たちと共同生活を営み自分を表現しながら生き抜きます。そして最終日には全てを無に返すのです。

 

会場となるブラック・ロック砂漠は、厳しい自然環境の土地です。昼は35℃を越えるような暑さですが、夜になると気温が一桁まで一気に下がります。

また、砂塵のようなものもしばしば発生し、視界が奪われることもしばしば・・・

そんな場所に7万人もの人が集まり、思い思いの一週間を過ごします。

 

 

 

今後も、VRで体験できるコンテンツはどんどん増える予定となっています。インテルの先端技術を使用することで、所蔵品を素早くに3D化することができ、スムーズなアクセスも加速化する見通しです。

最終的には、24時間365日アクセス可能な美術館を実現することを目標としています。これが実現すれば、いつでもスミソニアン博物館の膨大な収蔵品を見学できます。一日も早く実現してもらいたいものですね。

 

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