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東京国立博物館にて限定公開!!国宝、洛中洛外図屏風を高精細なVRで楽しみませんか?

洛中洛外図屏風は、京都の景観や風俗を描いた屏風絵です。16世紀初頭から江戸時代にかけて制作されたとされ、30~40点が良質な状態で現存しています。

2点が国宝、5点が重要文化財に指定されており、歴史的、学術的にも価値の高い作品です。

 

東京国立博物館が所蔵する洛中洛外図屏風(舟木本)は、その歴史的価値の高さが評価され2016年3月に国宝に指定されました。これを記念して作られたのが、VR作品「洛中洛外図屏風 舟木本」です。

 

 

・VR作品「洛中洛外図屏風 舟木本」の内容

 

VR作品「洛中洛外図屏風 舟木本」は、東京国立博物館と凸版印刷が高精細デジタル撮影と色彩計測で取得した、約22億1000万画素という超高精細データを用いて作成されています。これは、原寸大の印刷やレプリカが作成できる品質レベルです。

 

この超高画質により、わずか数センチで描かれている人物を、300インチのスクリーンいっぱいに拡大することもできます。

デジタルならではの方法で、高密度な描画によって描かれた京都の様子を、隅々まで鑑賞することができるでしょう。

 

洛中洛外図屏風(舟木本)は、普段は一般公開されていません。VRコンテンツ化することで、より身近に楽しむことができるようになるでしょう。

 

https://youtu.be/2HmUYyc1RgI

 

・デジタルデータの活用法

 

VR作品「洛中洛外図屏風 舟木本」の制作に使われた、超高精細データは他の場面でも活用されています。

 

一つは、「洛中洛外図屏風 舟木本」に描かれた名所を解説する、タッチパネル式の展示閲覧システムです。タッチパネルで見たい部分に触れるだけで、実寸の4倍まで拡大し、解説とともに鑑賞できるシステムが導入されています。

こちらは、東京国立博物館本館にて、VR作品の公開にあわせて展示されています。

 

もう一つは、ミュージアムグッズとして作られた「ミニ屏風」レプリカです。実寸の4分の1のスケールで再現されたレプリカが、東京国立博物館ミュージアムショップにて販売されています。

このレプリカは、屏風状に折り曲げ、立てて鑑賞することも可能です。また、裏面には、VR作品のシナリオに沿った作品解説も掲載されています。

 

 

VR作品「洛中洛外図屏風 舟木本」は2016年に制作され、東京国立博物館 東洋館内 TNM & TOPPAN ミュージアムシアターにて、これまで何度か上映されてきました。つまり、いつでも楽しむことができるコンテンツではないということです。

でも安心してください、せっかくVRコンテンツを作ったのだから、その他の展示との兼ね合いで今後も再上映されることでしょう。実際、2018年にも5月25、26日に特別上映が行われています。

 

VR作品「洛中洛外図屏風 舟木本」を見てみたいという人は、東京国立博物館からの情報を逃さずチェックしておいてくださいね。

 

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