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アメリカで話題沸騰!!VRをマーケティングに活用した事例3選

Google Cardboard

技術革新により、デジタルマーケティングはとんでもないスピードで変化しています。

その中でも、バーチャルリアリティ(VR)は、近年登場した最も興味深いツールといえるでしょう。

 VR

VRは、オーディオと高画質映像を使用して、存在しないものがあたかも存在しているかのような体験ができる技術です。

特殊なヘッドセットを使用することで、簡単に仮想世界に没入する体験をすることができます。

 

デジタルマーケティングにおいては、VRの利用はまだ主流にはなっていません。

しかし、一部の企業ではVRを利用し、より魅力的な体験を顧客に提供することに成功しています。

 

とは言え、VRの可能性に興味を持っていても、自社にどのように取り込むかわからない方も多いことでしょう。

そこで、ここではいくつかの企業の活用方法を紹介していきます。

ぜひ、あなたの会社で活用するアイデアの参考にしてみてください。

 

 ニューヨークタイムズのVRストーリーテリング

ニューヨークタイムズでは、VRのストーリーテリングキャンペーンを実施しました。

このキャンペーンでは、百万人にGoogle Cardboardが配布され、11分間のVRビデオ「The Displaced」を見ることができました。

Google Cardboard」とは、Googleが定めた、スマホを設置して使用する簡易的なVRゴーグルです。

Google Cardboard 

The Displaced」では、難民の子供たちの生活が体験できます。

VRを使用することで、視聴者により現実的な体験を提供し、多くの興味を引きつけることに成功しました。

 難民 VR

このキャンペーンは、新しい体験が好きな若い層へのアピールにも成功しました。

新鮮で魅力的な体験を提供することで、素晴らしいマーケティングとなったといえるでしょう。

 

ニューヨークタイムズは近年、若い層の読者を引き付けることに苦労しています。

しかし、VRを活用することで、この状況を打破する糸口を見つけたといえるでしょう。

あなたの会社が若者を取り込むことに苦労しているなら、VRを使うことで若者の気を引くことができるかもしれませんね。

 

ロウズの「ホロルーム」 

アメリカの住宅リフォーム・生活家電チェーンであるロウズは、巨大な競合相手ホームデポが存在するにもかかわらず、過去5年間で29%の成長率を達成しています。

 

ロウズは、最高のサービスを顧客に提供するため、「ホロルーム」というVRマーケティング戦略を実施しています。

これは、リフォーム後の部屋の様子がどのようになるかVRで確認できるというものです。

 

ホロルームは、米国内19のロウズの店舗に展開されています。

このホロルームは、リフォームを検討する顧客の最大のニーズである、リフォームの完成イメージを視覚化したいという願いを満たすことに成功しました。

ホロルーム

さらにロウズは、オンラインでここのシステムを提供しようとしています。

ホロルームは店頭にしかなく数も限られているため、体験できる人数には限界があるのです。

また、ホロルームをオンラインで提供できれば、自宅にいながらリフォームの詳細な計画を練ることもできます。

 

消費者は、購入する前に部屋のイメージがどのようになるか確認できます。

そのため、工事後にイメージと違うという危険を回避することができるのです。

ホロルームによりロウズは、顧客満足度を高めることに成功しました。

 

トムスは企業理念をVRで表現

トムスはアメリカの、靴やアクセサリーの会社です。

 

トムスでは、カリフォルニア州の旗艦店でVRを使用し、自社のブランディング活動を行っています。

店舗に設営されたVRエリアでは、トムスが無料で靴を提供したペルーの小さな村へ旅に出ることができます。

このVRマーケティングは、トムスの企業理念を効果的に伝えています。

その理念とは、顧客が靴を一足購入するたびに、靴を必要としている子ども達に新しい靴を一足贈るというものです。

 

トムスは活動の成果を人々にリアルに伝えることで、ブランドのミッションを伝えるだけでなく、視聴者を感情的な方法でその使命に結びつけることに成功しました。

 

このようにVRを活用すれば、企業が大切にしているミッションを表現することもできます。

より現実味のあるコンテンツを作成することで、人々に「事象」よりも「理由」を提供することができるのです。

 企業理念

VRマーケティングの最大のメリットは、面白く、感情的で興味深い体験を人々に提供できる点にあります。そして最も重要なのは、その体験が魅力的ということです。今後のデジタル環境では、VRのようなテクノロジーにより経験を共有することで、ブランドをより顧客の身近なものにすることが重要となるでしょう。

 

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