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沖縄空手を間近で体感!!伝統の技を継承するVRコンテンツが完成 88

空手は古くから日本に存在する、伝統的な武道のひとつです。最近では海外にも愛好者がたくさんおり、スポーツとしても発展しています。

2020年に開催される東京オリンピックでは、正式種目にも決定しました。

 

そんな空手のルーツといわれているのが沖縄空手です。沖縄空手は1700年代には存在していたとされており、そのルーツは琉球王国の士族が教養として学んだ護身術です。

沖縄県内の中学校では、授業として沖縄空手が実施されているそうで、県民の方にとっては身近な存在なのです。このような伝統文化は、後世に伝えていかなくてはいけません。

 

沖縄空手を後世に残す取り組みとして、VRコンテンツが制作されました。このVRコンテンツを通じて、沖縄空手の継承や認知度向上を目的としています。

 

 

・達人の演舞を間近で体感

 

沖縄空手のVRコンテンツでは、上地流空手道拳優会長である新城清秀先生の演舞を完全再現しています。普段は撮影できない特別道場で撮影されており、雰囲気も抜群です。

 

コンテンツは、体験版コンテンツとレクチャー用コンテンツの二つが制作されています。

 

体験版コンテンツでは、達人の激しい演舞を様々な角度から見ることができます。間近で体験する突きの速さや迫力に、圧倒されることでしょう。

また、体験版コンテンツにはオープニングも用意されており、沖縄空手の歴史を知ることができる内容となっています。

 

レクチャー用コンテンツには、オープニングや演出はありません。そのかわり、コントローラーにより再生、停止、早送り、巻き戻しを行うことができ、演舞の一部分を繰り返し体感することができます。

たとえば、技を繰り出したところでストップすれば、腕の角度や指の形を近くで細部まで確認することができます。これを使えば、空手を学ぶこともできるというわけです。

 

 

・最新の機材で細部まで再現

 

沖縄空手のVRコンテンツは、沖縄県が沖縄セルラー電話株式会社に制作を委託して作成されました。コンテンツの企画、制作は株式会社IMAGICAウェストが担当しています。

 

制作は、まず京都のD4Aというスキャンスタジオで、約100台のスチールカメラを用い新城先生のモデルデータを撮影するところからスタートしました。

その後、沖縄県内で「三十六(サンセイリュウ)」という演武の動きを細部に至るまでモーションキャプチャし、迫力の動きを再現しています。

 

 

 

沖縄空手のVRコンテンツは、沖縄県文化観光スポーツ部空手振興課が参加する空手イベントや物産展、旅行博などで体験できる予定となっています。

直近では、4月23日に開催される「第1回沖縄空手国際大会」の100日前イベントでVR体験コーナーを設けるとのことです。

 

今回の成果を踏まえた上で、今後はほかの流派でもVRコンテンツを作成していくとの事です。これが実現すれば、いろいろな流派の違いも体験することができますね。

VRコンテンツは、空手に興味を持つきっかけにもなるかと思います。インターネットで配信するなどして、ぜひ多くの人に体験してもらいたいと思います。

 

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