いけばなは、1000年以上の歴史がある日本の伝統文化です。
しかし、「敷居が高い」「難しそう」「なんだか遠い存在」と思い込んでしまい、なかなか手が出せない人も少なくないと思います。
このいけばなの基本の作法を、VRで簡単に体験できるコンテンツが「IKEBANA VR EXPERIENCE」です。
このコンテンツは、ブランドコンテンツの企画制作を手掛けるビービーメディア株式会社により開発されました。
「IKEBANA VR EXPERIENCE」は、3月11日よりアメリカ・テキサス州で開催される、SXSW2018 Trade Showで体験展示が実施されます。
SXSW2018 Trade Showとは
SXSWは、サウス・バイ・サウスウエストの略称で、毎年3月にアメリカ・テキサス州オースティンで行なわれる、音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模なイベントです。
最新の音楽・映画・テクノロジーが一堂に集結するため、世界中から注目が集まっています。
非常に大規模なイベントで、グーグルやマイクロソフトをはじめとする有名な大企業も多く参加しています。
また、日本からもマツダやソニーなど多くの企業が参加しています。
IKEBANA VR EXPERIENCEとは?
「IKEBANA VR EXPERIENCE」は、VRヘッドセットとモーションコントローラーを使い、いけばなの代表的な基本花型を体験することができるVRコンテンツです。
日本の精神性をテクノロジーと融合することで、次世代へ継承していく取り組みである「BBmedia Brand-Jプロジェクト」の一環として制作されました。
「IKEBANA VR EXPERIENCE」では、季節感あふれる日本家屋の中に身を置き、精神を統一しながら、花材を切ったりいけたりして、いけばなの基本花型を創作することができます。
また、完成した作品はポストカードとして記念に持ち帰ることもできます。
「いけばなには興味があるけど、難しそうだから手が出せない」という人が気軽に体験することができたり、日本文化を発信するイベントで活用したり、様々な活躍が期待できます。
また、身体が不自由な方やシニアむけのアクティビティとして活用してもいいかもしれません。
「IKEBANA VR EXPERIENCE」は、国内外で活躍している2名のクリエイターが開発に参加しています。
一人は、アートディレクターの菊地あかねさんです。
日本の色使いを重んじながら広告や空間・プロダクトデザインを中心にデザイナー 、アートディレクターとして東京と京都を拠点に活動されています。
もう一人は、華道家で草月流師範会理事の大谷美香さんです。
いけばなの楽しさを多くの人に伝えるため、いける行程を全て見せる「デモンストレーション」を世界中で行っています。
メディアへの露出も多いため、テレビや雑誌で見たことがある方もいるかもしれません。
VRで生け花人口が増えるかも・・
いけばなを行う人口は年々減少しており、このままでは日本の伝統文化が消滅してしまうかもしれません。
このような、文化の保存のためにもVRの活躍が大いに期待できます。
プロの華道家の方も開発に携わった「IKEBANA VR EXPERIENCE」なら、本格的ないけばなを誰でも手軽に体験することができます。
一度体験すれば、いけばなの面白さにはまり、本格的に始める人も少なからずいるのです。
最新の技術は伝統的な文化を壊してしまいそうですが、このように活用すれば文化の継承にも役に立ちます。今後もきっとさらに活躍してくことでしょう。
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