もし、火災が発生してしまったら、あなたは冷静に対処することが出来るでしょうか?
火災が発生した場合、重要となるのが、発生から2分以内の初期消火といわれています。
この初期消火で対応を失敗してしまうと、被害が拡大するリスクが高まってしまうのです。
VRで消化活動?
火災が発生すると、まずは119番に通報するでしょうが、消防隊が到着するには通報から平均7~8分かかります。
そのため、もしもの火災のときは、自分たちで初期消火活動を行わなければならないのです。
しかし、いざというときにきちんと消火器を使うことができない恐れがあります。
なぜなら、防災訓練は各社で行っているでしょうが、なかなか全員が消火器を使う訓練まではできていないのが現状だからです。
とは言え、全員が消火器を実際に使うことはなかなか難しいですよね。
そこで、いざという時に備えて、VRの消火器訓練を実施してはいかがでしょう。
VR消火器訓練なら、本物の消火器を使うことなく、実際に消火器の使い方を体験できます。
消防署が監修したVR消火器訓練
VR消火器訓練は、ASATEC株式会社が開発した、VRで消火器を操作することができるコンテンツです。
VRヘッドセットに加えて、専用の消火器コントローラーを使用することで、実際に消火器で行う消火活動をリアルに体験することができます。
消火器コントローラーは、訓練用の水消火器と一体になっており、本物の消火器と変わりがありません。
実際に消火剤や水を噴出することはありませんが、この消火器コントローラーを握りながら操作することで、実際の消火器訓練に近い感覚を体験することができます。
消火器コントローラーは、形状も重さも本物の消火器と変わりません。
実際の重さをあらかじめ体感することも、訓練にとって重要なポイントとなるのです。
VR映像内では、消火器のピンを抜き、狙いをつけて消化剤を噴出させます。
左手で消火器を、右手でホースを握り操作するので実践と同じ動きも体験できます。
体験できる出火のシチュエーションは、オフィス内、キッチン、ホテル内、リビングの4つが用意されており、あなたが遭遇する可能性の高い火災を選んで体験することもできます。
また、体験の最初には、消火器の使用法を解説したガイドを見ることができます。
これにより、「消火器は燃えている地点から3メートル離れて使用する」などの、実用的な知識を学ぶことも可能です。
VRで消火器訓練をするメリット
通常の消火器訓練では、本物の消火器や水を噴出する訓練用の水消火器を使用して実施します。
しかし、これらを使用すると周囲を汚したりしてしまうため、屋外の広い場所でしか訓練を行うことができません。
しかしVRを利用すれば、屋内のような狭い場所でも安全に訓練をすることができるようになります。
また、人数分の消火器を用意するには費用が結構かかってしまいます。そのため、ほとんどの場合は代表者数名しか実際に消火器を利用した訓練は行えません。
しかし、VRを活用することで、消火器を用意することなく全員が実際に消火器を使用する訓練を行うことができます。
全員が実際に消火器訓練を体験できる点、場所を選ばない点、費用面でも、VRを活用するメリットは大きいといえるでしょう。
VRを使った防災を!
火災が発生してしまったら、発生後数分の初期消火が非常に重要になってきます。
いざという時に迅速に行動するためにも、消火訓練をしておくことは大切です。
VRを使えば、実際の消火器の使用法に基づいて、火災の初期出火への対応をリアルに体験をすることができます。
もしもの時に備えて、導入を検討してみてもいいかもしれないですね。
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